東洋医学(鍼灸・気功・食養・漢方薬)臨床経験30年の筆者の体験をもとに、毎日を健康に暮らすための、お役立ち情報をお伝えいたします。

医食同源お薦めの本-50 HSPが病気を必ず治す

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昨年は、日本語の頭文字をアルファベットで表記することが流行したようだが、余り感心した傾向ではないと思っている内に早くも廃れてしまったようである。
本書のHSPは、聞き慣れないと思うが「ヒート・ショック・プロテイン」の頭文字をとっている。
私たちの体の組織は、さまざまタンパク質によって出来ていますが、HSP(ヒート・ショック・プロテイン)もそのひとつで今から40年ほど前に発見されました。しかし、その作用は深く研究されこともなく見過ごされてきました。

本書は、愛知医科大学医学部助教授・伊藤要子先生が温熱療法の研究をしている時に、HSPの不思議な作用に気づき医療の現場で応用した事や、スポーツの身体能力向上、家庭で出来る温熱健康法まで広い範圍の応用を説いたものです。

数えきれないほど多くのタンパク質で構成される体は、ストレスによって傷を受けます。HSPは、とてもかしこく、相手がどんなタンパクでもその傷害部位を見つけて修復し、良いタンパクにしてくれます。ですから、さまざまな病気やストレス傷害を軽減、治癒してくれるというものです。つまり、レスキュー隊のようなものと先生は言っています。

簡単にいえば加温によってHSPが増え、ストレス潰瘍、腎不全、放射線傷害、筋肉疲労、疼痛緩和などの様々な疾患に効果があることが証明されましたが、医療、看護レベルから、スポーツにおける身体運動能力の向上、家庭で出来る健康管理法として応用できるものです。

家庭で出来る方法として、自宅のお風呂で可能ですが、本書に書いてあるような準備と手順をきちんと守ることが必要です。現代人は低体温の人が多く、老人だけでなく、幼年者や若者にも多く見られます。低体温の弊害は、計り知れないものがあり、アレルギー疾患の増加やかつての成人病が若者に増えて生活習慣病と名称が変わったほどです。

東洋医学の立場で「冷えは万病のもと」ということを以前から口を酸っぱくして言って参りましたが、本書に書いてあるお風呂での加温法は、簡単な手順通り実行すれば驚くほどの効果が挙がると考えます。高齢化社会における老人の健康管理法としても、アルツハイマー癡呆や老化防止、うつ防止など家庭で役立つと共に、様々な効果が立証されています。ガン治療の温熱療法など専門家でなければ出来ないこともありますが、医学的に効果を立証し、家庭で簡単に出来る方法を考案された功績は応用させて頂く価値ありです。

★『HSPが病気を必ず治す』

★著者・伊藤 要子
1949年、愛知県生まれ。愛知医科大学医学部・附属核医学センター助教授。
1995年、日本ハイパーサーピア学会優秀論文賞受賞。

★売価・ 1,400円(+税) 発刊・ビジネス社

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