東洋医学(鍼灸・気功・食養・漢方薬)臨床経験30年の筆者の体験をもとに、毎日を健康に暮らすための、お役立ち情報をお伝えいたします。

医食同源お薦めの本-38 陰陽重ね煮クッキング

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東洋医学や食養で「陰陽」というと難しく考えてしまいそうですが、著者・梅崎和子さんの体にやさしい養生レシピでは、陰陽というモノサシを非常にわかりやすく料理(自然の摂理=ことわりをはかる)に応用しています。

現代の料理=調理は西洋の栄養学的思考で組み立てられていますが、ここで紹介されている「重ね煮」は陰陽の中の野菜がもっている軽い、重いという性質や、季節や旬によって変化する性質に準じて献立が工夫されています。

ですから、著者は「重ね煮」は野菜のうまみを引き出す料理法でだしを使わなくても美味しい。皮むきをあくとりもしないから「下ごしらえが面倒」と敬遠しがちな煮物やあえ物をお鍋ひとつで作り出す事が出来る。陰陽という自然の摂理を食卓に盛り込む「重ね煮」は、こころと体に心地よいから、必然的にアトピーや冷え性、生活習慣病などを癒してくれると言っています。

献立の中身も「ごはん」を中心に「煮物」「あえ物」、和風、中華風、洋風とバラエティーに富んでいますから、養生食にありがちな和風に偏った堅苦しさはありません。また季節の陰陽を取り入れた配慮がしてありますから、虚弱な方や療養中の方の献立にも最適です。

普段、料理をする時間がないという方や、料理初心者の方には、理解しやすく手がけやすい料理本と思います。ご家庭で一冊備えて置くと、いろいろお役立てすると思いますのでお奨めする次第です。


★著者・梅崎和子(元病院栄養士・陰陽健康料理研究家)

★定価、 1,429円(+税) 発行・社団法人 農山漁村文化協会

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