お薦めの本-26 『究極の免疫力』

このところ免疫に関する 本が多くの人々に読まれてベストセラーの仲間入りしているものが少なくない。本書は、免疫に関して専門書 と一般書の中間的な本であるが、最先端の免疫学の知識を得るにはうってつけの本である。
西原先生の著書は「赤ちゃんの進化学」という本の紹介でお馴染みと思います。長年の免疫学 研究で「カギはミトコンドリアが握っている」ことを突き止めました。免疫に関する記述は多少医学的知識がないと難しいかもしれません。
しかし、「口呼吸」 や「体を温めることの大切さ」など東洋医学との共通点や、日本の医療制度、医学界の内幕など、 現代医学の問題点、日本の医学はどこの時点でおかしくなったのか等、東大医学部に在籍した人しか知り得ない内情など、関係者でなければうかがい知れない話しです。
いままでそびえ立つ「白い巨塔」と思っていたものが、実は明治時代の西洋医学導入時からのボタンのかけ違い、戦後アメリカ医学の台頭により日本の医療がどのように歪められたか、医史学的な面白い読み物としても興味が沸きます。
さらに、発生学的に正しい子育てのあり方など、昔からの日本の育児法の正しさなどを検証し、年来の主張である西原節は健在です。
★著者・西原克成(日本免疫病治療研究会長、西原研究所長)
免疫学では、新潟大学の安保先生とともに新しい系統の学説を提唱する双璧。
★売価・・・・1,680円(税込み)講談社インタ-ナショナル