お薦めの本-25 『早く肉をやめないか?』ほか

3年前の秋、日本で突然発見されたかのごとき「狂牛病」ですが、筆者はすでに5~6年前から著作や講演で警告を発していました。
発見されてからも、農水省、厚生労働省の対応は〈臭いものにふた〉で「国民の安全性」を置き去りにしたため、不安は一挙に拡大しました。数ヶ月が過ぎて「のどもと過ぎれば・・・」という頃になりましたが、基本的な問題は何ひとつ変わっていません。
そんなとき、事の発端から、問題の本質まで深く掘り下げた本書をお奨めいたします。対岸の火事と思っていた狂牛病が実は、レベル・スリーという強汚染国だったという。3年前の秋発見された狂牛病以来、国民の関心は深まりましたが、本当の情報は不足していました。
適切な解説書として、またどのうよに対処したらよいかという対策まで書かれた安心の一冊です。
筆者は九州大学理学部へ進み、早稲田大学文学部を卒業後、日本消費者連盟の運動に参加し、「消費者レポート」の編集にあたる。現在はフリージャーナリストとして「週刊金曜日」の執筆者のひとり。
話題作「買ってはいけない」の代表執筆者として名を馳せる。消費者・環境問題を中心に執筆、講演活動を続けている。常に消費者の側に立ち続ける姿勢に徹している。
自分と家族を守る方法として、「日本食の見直し」を中心にした〈台所革命〉を提唱している。
「豆はスーパー完全食品」「豆腐・味噌・納豆こそ、日本のスーパースター」と説く狂牛病対策には耳を傾ける価値有り。
「狂牛病と台所革命」
★著者・船瀬俊介・フリージャーナリスト
「自然流だし読本」ほか著書多数
★売価・・・・ 1,260円(税込み)㈱三五館
戦後の日本は、わずか50年でその暮らし方を激変させてきた。「文化」の名のもとに変えてきた価値観は本当に正しかったのか?「衣・食・住」すべての面にわたって棄ててきた「日本的なるもの」の西洋文明にない優れた民族の智慧を再確認させられる本です。
「青畳のイグサ」の懐かしい臭いに郷愁を覚える日本人はまだ残っていると思います。建築の近代化は畳を追いやり、現在は圧倒的に床はフローリング、内装は石油化学製品の建材にとり囲まれ、ハウスシック症候群の原因となっています。
安い中国産の畳表に翻弄されて後継者も少なくなった熊本県八代のイグサ農家が一念発起、有機栽培転換(キトサン農法)。そして、新しい用途の研究の末に、改めて驚かされた日本人の祖先の智慧のたくましさと深さ・・・。
イグサは畳だけでなく、建材、壁材、食材、薬材として甦った。
21世紀のエコロジー製品としてまさに「目からウロコ」という感動のレポート。
これぞ〈生活革命〉を提唱している。
(※イグサは「燈芯草」といわれる薬草で、中国の古い漢方薬学書には薬効が数多く記載されています)
★著者・船瀬俊介 フリージャーナリスト
★売価・・・・ 2,100円(税込)築地書館